火山噴火によって降灰、岩石の落下、高温ガスと火山岩、溶岩流、大量の泥流などが発生します。火山活動の発生前後に何をすべきか明確にしておきましょう。

火山噴火の被害を抑える

お住まいの地域の噴火リスクについて調べておきましょう。お住まいの地域によっては、自治体が火山噴火の被害を抑えるための資源や情報を提供しています

定期的に損害保険を見直しましょう。建物・家財に保険をかけておけば、被害にあっても生活の立て直しがしやすくなります。

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A house

災害は予測できませんが、災害に備えることはできます。まず、ご家庭の備えから始めましょう。本サイトでは非常時のリスクを軽減する方法や、損害保険を見直すメリットなどを紹介しています。

事前の備え

お住まいの地域の噴火リスクについて調べておきましょう。噴火警報については、最寄りのCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) にお問い合わせください。

必要な防災グッズを揃え、関係者全員で防災計画を立てます。

降灰リスクがある地域にお住まいの方は、防災グッズに以下のアイテムを加えてください。オークランド、ベイ・オブ・プレンティ、タイラフィティ、ホークスベイ、マナワツ北部、ノースランド、タラナキ、ワイカトのほぼ全域がリスク圏です

  • 国家検定規格の認定を受けた使い捨て防じんマスク (P2またはN95) とゴーグル
  • プラスチック製のラップまたはシート (電子機器を守るため)
  • エアダスター、ホウキ、スコップ、掃除機 (交換用のバッグやフィルターを含む) などの掃除用品
  • 灰を処分するための頑丈なビニール袋

車内に閉じ込められる場合を想定し、自動車にも防災グッズを用意します。

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Hands marking off a checklist

家族で非常時の防災計画を話し合っておきましょう。日常生活に必要なものを挙げ、それらを入手できない場合はどうするかを考えます。

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Emergency supplies on some pantry shelves

非常時には3日間以上自宅から動けないこともあるため、日常の備蓄品が防災グッズとして役立ちます。必要な物資を明らかにし、防災計画を立てましょう。

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Civil Defence logo

最寄りのCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) を検索できます。

噴火時の対応

最新情報を入手するため、ラジオを聴くか、Civil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) のネット情報をチェックします。

隣り近所に援助を必要としている人がいないかどうかを確認しましょう。

確かな情報の発信源:

  • 最寄りのCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ)
  • トンガリロ、ナウルホエ、ルアペフ、タラナキの各地域にお住まいの方はDepartment of Conservation (自然保護局)
  • 地方自治体
  • 緊急通報受理機関

降灰時の対応

防災計画を実行に移し、ラジオで最新情報をチェックします。緊急通報受理機関とCivil Defence (民間防衛緊急事態管理庁) の指示に従ってください。

屋内にとどまりましょう。火山灰は健康に有害であり、喘息や気管支炎の方は特に注意が必要です。

降灰中に屋根の灰かきをしないでください。

ペットは屋外へ出さないようにします。

路上に灰が溜まっている時は運転しないでください。

降灰が落ち着くまで灰への曝露をできるだけ避けます。どうしても屋外へ出なければならない時は、以下の防護用品を着用します。

  • 国家検定規格の認定を受けた使い捨て防じんマスク (P2またはN95)、マスクがない場合は布で代用
  • ゴーグル
  • 丈夫な履物
  • 手袋
  • 手足をカバーする衣類

灰が目に入ると眼球を傷つけるため、コンタクトレンズではなく、眼鏡を使用してください。

お住まいの地域に降灰予報が出たら

できれば降灰が始まる前に帰宅し、降灰中に運転や徒歩で移動せずに済むようにしましょう。

目が悪い方は、灰が目に入ると眼球を傷つけるため、コンタクトレンズではなく、眼鏡を使用してください。

ペットは屋内に、家畜は屋根とドアのある場所へ避難させましょう。飼料ときれいな飲料水も十分に用意します。

火山灰が屋内に入り込まないように窓やドアはすべて閉め、エアコンのスイッチを切りましょう。家への出入りは1カ所に限定し、屋内に灰が溜まらないように戸口に濡れたタオルを敷きます。

電子機器にはカバーをかけ、屋内に入り込んだ火山灰を完全に除去するまで外さないでください。

自動車や機械類、スパプールにもカバーをかけ、降灰による被害を防ぎます。火山灰は金属表面を腐食させ、フロントガラスや塗装を傷つけることがあります。

排水溝の詰まりを防ぐため、雨どいから排水管を外します。雨水回収システムをご使用の場合は、タンクを外してください。

隣り近所に援助を必要としている人がいないかどうかを確認しましょう。

噴火後

確かな情報の発信源:

  • 最寄りのCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ)
  • トンガリロ、ナウルホエ、ルアペフ、タラナキの各地域にお住まいの方はDepartment of Conservation (自然保護局)
  • 地方自治体
  • 緊急通報受理機関

安全が確認されるまで避難先から自宅へ戻らないでください。

できる範囲で援助を必要としている人たちに手を貸しましょう。

お子さんは屋外に出さず、火山灰で遊ばないように注意しましょう。

火山灰の清掃/洗浄が終わるまで動物は屋内で管理します。ペットが外に出たら、ブラシをかけてから屋内に入れてください。

隣り近所に援助を必要としている人がいないかどうかを確認しましょう。

家屋の損害

  • 自身を危険にさらしたり、家屋の損害を拡大したりする可能性のある行動を取らない。
  • 早急に損害保険会社へ連絡する。
  • 賃貸物件の場合は、家主や家財保険の会社に連絡する。
  • 被害状況を撮影しておくと保険金請求手続きが円滑に進む。
  • 火山灰は健康に有害であり、建物や機械に損傷を与える可能性があるため、すみやかな清掃が必要です。 

    清掃時は、お住まいの地域の自治体及びCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) の指示に従ってください。留意点:

    • 火山灰の清掃は時間のかかる重労働
    • 大量の火山灰は予想以上に重い
    • 状況に応じて清掃をくり返す
    • 降灰後の給水制限を想定

    水不足を避けるため、清掃中の節水にご注意ください。

    手足をカバーする防護服、丈夫な履物、国家検定規格の認定を受けた使い捨て防じんマスク (P2またはN95)、ゴーグルを着用します。

    目が悪い方は、火山灰が目に入ると眼球を傷つけるため、コンタクトレンズではなく眼鏡を使用してください。

    屋内の清掃から始める

    室内の空気洗浄度を守るため、まず屋内に入り込んだ火山灰を清掃します。

    普通のホコリとは異なり、火山灰は研磨剤のように様々なものを傷つけます。引っかき傷を防ぐには、掃除機で吸引するか洗い流すのが一番です。その際は節水に注意しましょう。

    電子機器はできるだけエアダスターで清掃し、表面に傷がつかないようにします。

    戸外の清掃

    戸外の清掃は降灰が止むまで開始しないでください。

    屋根の灰かきは危険作業のため、慎重な計画が必要です。安全な方法で清掃しましょう。 

    私道や硬質表面に積もった降灰は、表層に水を軽くかけて柔らかくしてから、ほうきで掃きます。降灰が空中へ拡散することを避けるため、乾いた状態で掃かないでください。

    自動車の塗装面やフロントガラスに付着した火山灰は水で流しますが、できるだけ節水を心がけてください。こすると傷になるため、ご注意ください。

    降灰の収集と保管については関係諸機関の指示に従います。詳しくは、お住まいの地域の地方自治体及びCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) へお問い合わせください。

    排水溝の詰まりの原因となり、除去が難しくなるため、降灰は排水溝へ流さないでください。

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WorkSafe New Zealand logo

WorkSafe公式サイトは安全な高所作業に関する情報を掲載しています。