あなただけでなく、ご家族やお友だち、地域社会を新型コロナウイルス感染症から守るため、予防接種を受けましょう。
万一の感染に備えて、あらかじめ対策を講じておきましょう。周囲の人と話し合い、感染した場合に何をすべきかを把握し、互助関係を築いておくとよいでしょう。必要に応じて、家族や地域社会の人々と相互に助け合うことができる状態が理想的です。
陽性が判明した方は、感染拡大防止のため、同居者を含めて自主隔離する必要があります。
ほとんどの感染者は軽症か中等症のため、地域の一般医や薬局などの支援を受けながら、回復まで自宅または適切な代替宿泊施設で自主隔離ができます。
同居者が1人でも感染したら世帯全員が隔離になるため、その際に何をすべきかをあらかじめ考えておきましょう。
隔離になった場合、食料品や日用品の買い出しなどを手伝ってくれる人はいますか。
同居者の中に特別支援 (養護や介助など) を必要とする人はいますか。その場合は、事前に地域の在宅介護サービスへ相談し、隔離時の段取りを決めておきましょう。共同親権や成年後見人の義務を履行するための計画も立てておくとよいでしょう。
通常は、ご家族やお友だちの助けを借りて隔離期間を乗り切れますが、それ以上の支援を必要とする方には、Ministry of Social Development (社会開発省) が適切な支援機関をご紹介します。無料ダイヤル 0800 512 337 へお問い合わせください。
Work and Income (雇用・所得庁) でも生活費に関するご相談に応じています。
雇用主や学校をはじめ、地域社会の関係諸団体にそれぞれの対策について問い合わせておきましょう。
これらの組織や団体が、あなたに対して求めることはありますか。これらの組織や団体から支援を受けられますか。在宅での勤務や学習は可能ですか。
隔離中の世帯であることを関係者・訪問者に通知しましょう。玄関ドアやフェンスにQRコードポスターを貼っておけば、訪問者の記録作成に役立ちます。
非接触・非対面型の宅配に際し、SMSの配送完了通知を希望しますか。家の前で車のクラクションを鳴らしてもらいますか。事前に専用の出入り口を指定し、そこへ置き配してもらいますか。
あなたが感染し、管理隔離施設への入所や入院することになった場合、家人への連絡事項を書き残し、ペットの餌やり、公共料金の支払い、庭の水まきなどを代わりにやってもらえるようにしましょう。
家内感染の拡大を最小限に抑えるため、何ができるかを考えましょう。自宅の見取り図を描き、家人が共有するエリアをはじめ、隔離や衛生のための各エリアをマークします。
あなたと周囲の人にとって必要なものを考えましょう。
みんなで力を合わせてパンデミックを乗り越えましょう。
予防接種は、地域社会を新型コロナウイルス感染症から守る手段のひとつです。
接種者は重症化や入院のリスクが低く、他者を感染させる可能性も低いとされています。
これまでの研究では、ワクチンの初回接種 (1回目と2回目) を完了した人は、発症率が低いことが実証されています。
隣り近所に接種会場へ行けない人がいたら、送迎を申し出てみましょう。
未接種者の中には、接種会場へ行けないことが理由で未接種のままの人がいます。全国各地に多くの接種会場が設置されています (あらかじめ予約の要・不要をご確認ください)。
中には身体障害者専用の接種会場もあります。
周囲にワクチン接種に不安を抱いている人がいたら、接種会場への付き添いを申し出てみましょう。
すでにワクチンを接種した人は、何の心配もいらないことを知っていますが、これらの人は接種時に心の支えが必要なだけかもしれないため、
付き添い者がいれば、不安解消につながるかもしれません。
子どもの世話をする人がいないため、接種できずにいる人もいるかもしれません。
子どものいる家庭では、なかなかそういう時間が取れない人も多いでしょう。しかし、誰かが子守をしてくれれば、接種会場へ出向くことができます。
ワクチン接種時の痛みや不快感に不安を抱く人がいたら、それほど痛くないことを説明してください。
ワクチン接種はほんのわずかの時間で簡単に済みます。不安に思うのは、あなただけではありません。
十分な訓練を受けた担当者が上腕にすばやく投与します。接種後15分間は、経過観察のため会場に残ってください。
正しい情報に基づいて、自分や家族のためになる意思決定をしましょう。ここでは、ワクチン接種に関して一般から寄せられた質問に対する専門家の回答をご紹介しています。